The musical concept of "Mono Creation"
Many styles under one roof... Creating music of different genres
through innovative thinking and seeing beyond existing musical styles.

2016.12.13

2016. 12.3 O.A(赤松林太郎)

赤松林太郎

平戸祐介 (以下:H):今日は12月一発目の放送です!

Stella.J.C (以下:S):もう年末になってしまいました。

H:早いですよね~!

S:はやーい。まぁ年末と言えば、大掃除。

H:大掃除ね。

S:大掃除が待ってますよねー。12月3日で1、2、3…

H:1、2、3、て来たらダー!!じゃないですか(笑)

S:そんな勢いで大掃除ができてたらいいなって感じですよね~、あはは。

H:そうね~なかなか重い腰が上がらないっていうかね~

S:ダー!!で綺麗になってたらいいなって感じです(笑)

H:ねー!!1、2、3…

S:きれい!!みたいな(笑)

H:いやそれいいな~!そういう魔法が欲しいです(笑)

S:はい!あはは。

H:今週はですね、これまでに国際コンクールで数々の受賞、そして指導者も勤めながら世界を駆け巡る闘うピアニスト、赤松林太郎さんをゲストにお迎えいたします!ジャズではなく、クラシックのピアニストです!どんなトークになるか、どうぞお楽しみに。
今週のファーストソングは、伝説のオルガン奏者Dr. Lonnie Smithがなんと45年ぶりに古巣ブルーノートに復帰いたしました。ゲストにはRobert Glasper、そしてサックスのJoe Lovanoらをゲストに迎えて、久々の改新のアルバムになっております。その最新アルバム、Dr. Lonnie Smithの音源をお聴きください。アルバム『EVOLUTION』の中から「Straight No Chaser」

EVOLUTION

Dr. Lonnie Smith「Evolution」
iTunes https://itun.es/jp/t1dS_

H:今週はですね、もうほんとに全国を津々浦々駆け回って、すばらしいクラシックピアニスト。ご紹介したいと思います。赤松林太郎さんです!!

赤松林太郎(以下:A):はい、はじめまして。赤松です。

S:よろしくお願いします!

H:ありがとうございます、今日来ていただいて!

A:私も緊張してます。

H:いやいやとんでもないです。

A:よろしくお願いします!

S:よろしくお願いします。まずはですね、プロフィールからご紹介しまーす。華麗な超絶技巧と、聴く人をとらえて離さないオーラを持つピアニスト赤松林太郎さん。ちなみに本名なんですか?

A:本名です。よく聞かれますよ(笑)

S:あ、そうなんですね(笑)
そんな赤松さんは、大分県出身。2歳からピアノとヴァイオリンを、6歳からチェロと幼いころから演奏を始めます。その後、全日本学生音楽コンクール第1位、クララ・シューマン国際ピアノコンクール第3位をはじめ、国際コンクールでの受賞多数。神戸大学卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院でピアノ・室内楽 共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得。国内各地の主要なホールはもとより、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ハンガリー、台湾、コロンビアなど、コンサートやレッスンで世界をとびまわり、これまでに1,000名以上を指導、多くの受賞者が育っています。作品としては、アルバム《ふたりのドメニコ》と《ピアソラの天使》をリリースしています。また本も執筆されていて、新刊としては10月末に『赤松林太郎 虹のように』を出版。来週12月10日には、ニュー・アルバム《そして鐘は鳴る (And The Bell Tolls》をリリース。他にも言い出したらきりがないほど、とにかくご多忙かつ熱い思いとマルチな才能を持って幅広く活動中です。その様子は、ブログにツイッター、フェイスブックでチェックできますので、みなさん是非チェックしてみてください!

H:もうこの番組ではじめてかもしれないですよね!クラシックピアニストっていう方をお招きしたのも初めてですし、それプラスこれだけ壮絶なプロフィールを持っていらっしゃる!

S:はい!すごい!!

A:長いですよね(笑)

H:いやいやいや!すっごいですよね~

A:自分で言っても何ですけど、こういう経歴の紹介されると、やっぱりクラシックって堅いんだよなって思われちゃいますよね。

S:いやいやいや~

H:僕ね、楽器フェアでご一緒させていただいて、CASIOのブースで。その時に赤松林太郎さんの演奏はじめて聴いたんですよ。

S:あ、お会いしたのもはじめてですか?

H:そうなんです、その時はじめてお会いしまして。で、その時の演奏が、クラシックピアノなのにグルーヴがあるんですよ!グルーヴが!

S:あ~!!

H:うねるようなね!普通のクラシックピアニストの概念を超えてるっていうか、そこがやっぱり世界に認められてるっていうところがあるんじゃないかなと。

S:そこのグルーヴっていうものは、赤松さん自身で意識してるものってあるんですか?

A:これもうやっぱりクラシックの場合って再現しないといけないですよね、楽譜をね。だから再現するはじめに楽譜に忠実じゃなきゃいけないっていうが私たちの世界のルールなんですけれども、そっから私たちの個性っていうのは、私の感情であって、私の心拍であったりするわけですよね。そこで自分自身の芸風っていうのかな、グルーブ感ていうのは絶対ないといけないんですよね。それないとつまんないんですよ。弾いてても聴いてても。音並べてるだけじゃね。

H:僕はジャズやってますけど、クラシックってドビュッシーなりラヴェルなり、その作曲されてる意思っていうか、それにどれだけ近づくかっていう、もうそこがクラシックの心髄っていうか。

A:そうなんですよね。最初はやっぱり作曲家が記号に、自分の身体の記憶とかを刻印していくわけですよね。それをどうやって紐解いていくかっていうとこが僕たちの仕事なんですよね。

H:なるほどねー

A:そこに自分たちの人生を重ねていくっていう感じなんですよ。

S:やっぱ音楽自体って、もうほんと深いとこ言ったら物音から始まってって、声に移り、それから楽器へと技術が発展していったと思うんですけど、赤松さん楽器もほんとにいろいろやられてましたよね。

A:あ、そうですね、ピアノとヴァイオリンとチェロというのは赤松家の必修科目だったんですよ。

S:あ、そうなんですか?!

H:え、ちょっと赤松家知りたいんですけど!笑

A:はい、三度の飯と同じように2歳の頃から、まぁ私は0歳8ヶ月からピアノやってますけど、ピアノとヴァイオリン必修科目なんですよ。

S:えー!!

H:えー!!

A:私の場合はチェロが加わったんですよ。で、妹の場合はそこで邦楽器が。長唄三味線とかお琴とかに入っていったんですよ。

S:すばらしいー!!

H:それは、赤松家というと、お父様もお母様も?

A:音楽家ではないんですよ。音楽愛好家ってだけで。

S:でもその中でピアノを職業にされて…私あのー、今出されてる『虹のように』を読ませていただいたんですけども…

A:あ、そうなんですか!

S:実は外交官も目指されていたと…!

A:あはは。あ、そうそう(笑)

H:おー!多才ですね!!

A:子供のときから外交官っていうのがあって、ピアニストになるっていう夢は全く持ってなかったですね。

H:へぇー!!

S:それはどういう気持ちの変化というか…

A:それこそ本に書かせてもらったとおりですけど、ヨーロッパで、これが最後だと思って受けた国際コンクール、これも相当レベルの高いコンクールだったんですけども、これでケジメつけようと思ったら、まぁ3位っていう結果だったんですよね。そこはもう日本人はじめてなんで、決して恥ずべき結果ではないんですけど、まだ上いるんだと思って。そのなんていうかな、はじめてヨーロッパ出て、目の当たりにした世界っていうのが、あまり日本の中にいて知っていた世界とは別だったので、これはもうちょっとやらないと悔いが残るなと思って。それで、現在に至っております。

H:なるほどね!じゃあその3位って結果があったから、今の赤松さんのこの功績があるのかもしれないですよね。

A:あそこで予選とかで、一次予選、二次予選、セミファイナルってあるんですけど、その辺で落ちていたら、まぁあっさりケジメついたと思うんですよ。中途半端に3位だったからね。

H:なるほどねー。それは音楽の神様が下さった試練だったかもしれないですよね!

A:あ、はい結果はそうですね。感謝しますよ。

H:さっきの、東京ビックサイトでのCASIOブース、楽器フェアの話しなんですけども、そごいグルーヴがあるって話したじゃないですか。それでね、ピアノのタッチがね、とにかくすごいのよ!!なんなんだろうね、あの赤松さんのグルーヴ感!

S:すごいですよね!!

A:音圧だと思うんですよね。あんまりね、クラシックの人ってよく音量で言うんですよ、強い弱いって。フォルテ(f)、ピアノ(p)ってあるじゃないですか。あれじゃなくて、圧なんですよ。波動とかね。それって強さ弱さって測れない次元の話しで、このくらいグッとくるよね、とか、このくらいフッと抜いたよね、とかそこでテンポ決まってるんですよね。

H:なるほどね~

A:それっていうのは練習してやるものじゃなくて、ホール行ったときの雰囲気とか、お客さんの雰囲気とか、その日の天気とかいろいろあるじゃないですか。そこで自動的に合わせていく感じのものなので、そういう意味では割と即興的ですよね。

H:もう今後はねぇ、赤松さんには日本全国、そして世界津々浦々、活躍されてますから、演奏活動はもちろん存分にみなさんを魅了してほしいんですけれども、小さなお子さんに…この番組聴いてる可能性あるよね?

S:ぜんぜんありますよね。

H:お昼前、11時半から放送なんで。なので子供たちに、そして学生の方たちにピアノやるんだったら、これやった方がいいよー!とかメッセージがなにかあれば力強いと思うんですけどね!

A:あ~これは別にピアノに限らないと思うんですけどね、自分がやってる楽器から離れた方がいいですよ。

H:え!

A:ピアノやってると特に、Stellaさんもそうだと思うんだけど、ピアノの音に縛られちゃうんですよ。ピアノでどうやって音を出そうかってことばっかり考えちゃう。だから道具に縛られちゃうですよ、自分の使っている。私の場合はいつもクラシックで言うと、ピアノ演奏会ではなく違うコンサート行くし、ぜんぜん違う発音ものとか、音色のものをどうやってこの楽器でやっていうかってことをいつも考えてます。このピアノでどういう音が出るかじゃなくて、他の音をどうやってこのピアノで出していくかっていう自分で技術をつくっていく、自分で音色をつくっていくって作業に徹しているんですよ。でもそれって社会の役割でもそうだと思うんだけど、既成のもの既定のものを自分で方程式に当てはめてやるとかじゃなくて、自分で与えられた環境の中でクリエイトしていくっていうこと。それはクラシックの私たちでも、確かにさっき言ったように忠実にやんなきゃいけないんだけど、音色は別ですよ。でも僕たちが何にしびれるってそこでしょ?音の美しさとか、音のヒットした感じとか。

H:そうね~!

A:ズバーン!とか、打たれたとかね、音のインパクトだから、そこの解釈がどうだったとかじゃないんだよねー。

H:なるほどねー。

A:音を磨くってことが第一ですよ。

S:確かにその自分のやっているジャンル、ピアノから離れるっていうのは、先ほど赤松さんのおっしゃってた〝圧〟っていうのに繋がるのかなって気がするのが、例えばチェロとか弦楽器、ヴァイオリンとかって、弓を強く弾くと音が大きくなるじゃないですか。それってピアノではなかなか出せないなって。

A:そうそうそうそう。そこ欲しいんだよね。だから私今ピアソラやってるからあれなんだけど、バンドにはビーヤッタッタって、あれあり得ないんですよ、ピアノだと。

H:うんうん、あり得ないっすねー。

A:そう、あり得ないんですよ。だからあれを出すのに2年半かかったんすよ。どうやったら出るかなって。でもそんなの誰も教えてくれないし、まず物理的にピアノっていう楽器からやるのって不可能に近いね。シンセだったらね、加圧すること出来ても。

H:うん、そっかぁ、そっすねー。
あのー、全国津々浦々セミナーとかもやられてますよね?

A:はい、セミナーコンサートは多いです。

H:やられてますもんね。そういう赤松さんにワークショップなりセミナーを受けたいっていう方、赤松さんのオフィシャルのホームページとかで情報は?

A:はい、イベント情報は載せていただいてます。

H:みなさんチェックしてみてください!
ということでですねぇ、もうね時間があっという間に経ちましたけれども、よかったらですねぇ…もうお忙しいのは重々承知でお尋ねするんですけれども、また来週も来ていただけますか?

A:はい、ありがとうございます。よろしくお願いします!

S:ありがとうございます!お待ちしてます!!

H:はい!よろしくお願いします!では最後はですね、赤松さんの曲を聴きながらお別れしたいと思いますけれども、どの曲を!

A:そうですね、CELVIANOのGrand Hybridっていう電子ピアノありますよね。それを販売促進のためにイベントよく私回らせていただいてて、その為にCDつくったんです、一緒に。それが『Claude Debussyのために』っていうCDタイトルになってるんですね。で、そのClaude Debussy、やっぱ私たちすごい大事な作曲家なんで、その中から「アラベスク第1番」、みなさんご存知の曲です。これをお届けしたいと思います。

H:はい、ということでですね、来週も来ていただけるということで楽しみにしたいと思います。ピアニスト赤松林太郎さんでした!どうもありがとうございました!!

A:ありがとうございました。

S:ありがとうございました!!

赤松林太郎「A Claude Debussy – Plays the CELVIANO Grand Hybrid GP-500BP」
※音源なし

H:今週はピアニストの赤松林太郎さんをゲストに迎えてお送りしましたけれども、いかがだったでしょうかー。

S:もうほんとアグレッシブで、すごい楽しかったです!

H:今後新しく出てくるクラシックを目指すピアニストの方だったりとかね、そういう方の師匠になることはもう間違いないでしょうね!!

S:そうですねー!!

H:この番組では毎週テーマに合わせたジャズナンバーをセレクトしてお届けしております。今週のテーマは〝クリスマス〟です!

S:とうとう来ましたね~!

H:ね~!きましたねー!今バックに流れております今日のエンディングソングなんですけれども、ピアニストのCyrus Chestnutの「The Christmas Song」です。

A Charlie Brown Christmas
Vince Guaraldi Trio「A Charlie Brown Christmas (Expanded Edition)」
iTunes https://itun.es/jp/ZfHKr

H:『A Charlie Brown Christmas』ということで、チャーリーブラウンとスヌーピーがいて、すごくかわいいジャケットです。是非ね、見てみてください。
ではですね、メッセージが届いてますね!

S:お!メッセージ!

H:ラジオネーム、キャッチャーじゅんさん。

S:ありがとうございます!

H:〝ずっと聞いていたのですが、はじめてメッセージします!正直、ジャズは奥が深くて難しいというか、知識がないと楽しめないイメージを勝手に抱いていました。しかし、平戸さんのラジオを聞くようになって音楽の一つとして楽しむ自分がいました。自分が感じるままに素直な気持ちで楽しめば良いんだと気付きました。そして番組で流れる色々な曲を聞いていると、もっとジャズについて知りたくなりました。これからも新しい世界を楽しみにしたいと思います。季節ごとにおすすめの曲もご紹介してほしいです!〟
ということでメッセージいただいております。ありがとうございます。

S:ありがとうございます!

H:ぜひキャッチャーじゅんさんの言うように、季節ごとにおすすめの曲、紹介していきましょうよ!

S:そうですね!

H:そういう音楽の楽しみ方もすごく良いと思います。
はい、番組のFacebookページでは、現在いいね!キャンペーンを行っております。いいね!をしていただいた方の中から、抽選で毎月一名様にスマートフォン置くだけスピーカーをプレゼントしております!〝いいね〟をしていただいた方は、番組宛にいいねしたよー!という報告も合わせて是非是非メッセージ、リクエストをお送りください。詳しくは平戸祐介RadioMonoCreationのFacebookページをぜひご覧になってみてくださーい。
それではみなさんカジュアル&リラクシングな週末を~

S:Have a nice weekend!!

H&S:バイバーイ!

【Stella BLOG】
こんにちはー、Stella.J.Cです。
みなさん、もう12月です。2016年おわっちゃう!!はやいな~。でも年末って好きです。やること、やらなきゃいけないこともいっぱいあるんですけど、お正月に向けた慌しさもなんか嫌いじゃないです。
今日は久々クラシックに触れて本当に楽しかったです!!やっぱりクラシックも好きだな~。ドビュッシーもピアソラも何度も弾いてきた偉大な作曲家たちですけど、赤松さんの言うように作曲家たちの意思に、楽譜に忠実でなくてはいけない。でもそれをどう音に変化させるか、小さな音(p)や大きな音(f)は誰でも出せる中で自分ではどう表現するか。私自身、思い描いてる音があっても指を通してはその音がなかなか出せなくて、何度も葛藤したことがありました。そんなことを思い出しながら赤松さんのお話を伺って、久々クラシックを弾きたくなりました(*^^*)今日は帰ったら、ちょっとジャズを離れて(笑)クラシックを弾いてみようと思います♪